流通・供給状況
2026年2月9日
【タイ産ヤングコーン】
昨年後半から現在までタイの気候は寒くなったり暖かくなったりして変わりやすい不安定な状況が続いております。
全体的には気温が低めのため、ヤングコーンの成長サイクルが通常の60日前後から80日程度まで20日ほど伸びています。
そのため、現在は原料が少し不足気味で受注に対して生産が遅れておりますが、3~4月になれば通常の天候に戻ることが
予想されておりますので生産量も回復すると予想されます。
ただ、缶詰のヤングコーンに使用する原料はスイートコーン用の原料とは違う品種で、近年栽培が減ってきております。
価格面につきましては、タイでは年々作業員の最低賃金が上がってきていることや、 タイバーツがUS$に対して強いこと、
日本円がUS$に対して弱いことが原因で徐々に上がっていく傾向です。
【タイ産スイートコーン】
タイ産スイートコーンもヤングコーンと似たような状況です。
タイにおいてスイートコーンの原料産地は北部地域に多いので、寒さの影響をかなり受けているようです。
昨年 12月以降の船積みは遅れが出てきており、1月・2月は予定に対して2~3週間の船積み遅れとなっております。
この先につきましては、ヤングコーン同様3~4月以降、天候の回復が予想されており、
そこから半年程度は洪水等の突発的な自然災害がなければ安定的に供給できる見込みです。
価格面もヤングコーンと同じような状況となっております。
2026年1月7日
【みかん】
2025~2026シーズンの中国産みかんは、アメリカのトランプ関税問題もあって、
アメリカ向けの輸出が大幅に減るという見通しで始まり、原料価格も安めでした。
特に元々アメリカ向けを主体に生産していた工場はアメリカへの輸出が難しくなる中、「販売先の確保」 のために
日本に安い価格を提示してきました。
昨年より15~20%くらい安い価格の工場もありますが、
このような価格の工場は実際に日本向けの品質基準を満たしている工場は少なく、
粒のサイズが小さくバラついていたり、身割れした物の割合が多かったりしているようです。
最終的に日本の品質基準を満たしている工場の商品の契約価格は昨年に比べて3~7%くらい安くなりましたが、
為替が昨年に比べて円安のため、日本国内での流通価格は昨年並みだと考えられます。
上記のような状況ですので、今年の日本国内のみかんの価格は
輸入者によって品質等の関係でかなりの違いがでるものと推察されます。
【マッシュルーム】
マッシュルームの原料は福建省の南部で例年12月から収穫が始まります。
昨シーズン、農民にとってそれまでのマッシュルーム原料の価格が決して満足できる水準で無かった為、
栽培をやめる農家が続出し原料がかなり品薄になって原料価格も高騰しました。
原料価格はほぼ倍になり、缶詰の契約価格も20%ほど上がりました。
それでも数量が集まらなかったので、さらに価格の高い空調栽培のマッシュルーム原料を中国中西部から福建省まで移動して、
缶詰を生産・供給しました。 そのため、最終的にマッシュルーム缶詰の契約価格は30%弱アップしました。
今年のシーズンは昨年原料価格が高かったため、栽培を再開した農家が増え、原料も一定数量は確保できるという予想になっております。
ただし、原料価格は昨年の価格とほぼ同じですので、契約価格は昨年の当初価格とほぼ同じになりましたので、
為替の状況も含めて日本国内での製品価格が大幅に下がる見込みはございません。
【その他】
日本国内の物流問題の関係で輸入コンテナをヤードから納品先に引っ張っていくドレイ作業の為のヘッドが大幅に不足しており、
奪い合いになっております。 これはヘッドの運転手の絶対数が足りなくなっていることによります。
さらにはドレイ料金もかなり上がってきており、これが輸入品のコストに影響を及ぼし始めております。
準備中…
